バリ島での仕事づくり

<自分の場合>
ライター
 
<バリ島で見つけられる求人>
WEBデザイナー
ホテル・ヴィラのスタッフ
サーフィンなどのインストラクター
営業職
事務職  など

生活費がある程度わかったら、次はどうやって稼ぐか。
これが一番難しいかもしれない。

「バリに住めるなら、どんな仕事でも、安月給でもいい!」という人は多いらしい。
バリでの日本人向け求人は、だいたい月3万~5万円スタートが相場。高くても8万円くらいだろうか。

バリ人の初任給が1万5000円くらいからと聞くから、まぁ良い方なのかもしれない。
けどそれでもやっぱり安い。

バリに来る前に、バリ生活や移住関連のブログをたくさん読んだ。
ウブドに住んでいる、(確かWEBデザイナーの)日本人女性の方は、月3万円+ビザの給料で、なんと月1万円貯金できているらしい。
といっても、海外保険や帰国費用ですっ飛んでしまうみたい。
家賃を一部会社が負担しているとか、そういった理由もあるらしいけどすごい。

じゃあ自分たちはどうやって稼いでいるか。

今は、求人広告やWEB広告のライターを生業にしている。
以前勤めていた日本の会社から仕事を請けている、ということ。

たまたま運が良くて、こうして海外にいても同じ仕事ができている
というのもあるけど、実は結構前から企てていたりします。

学生を終えた当時、なんとなく「25~30歳までの間に生涯の仕事を決めれば良いか」と思っていた。
確か23くらいのときに叔父の会社を手伝っていて、企業や外国人のインタビュー映像を作ったり、フリーペーパーを作ったり、WEBサイトを作ったり、なんかいろいろやっていた。
結構楽しい仕事だったので、このまま続けても良いな~なんて思っていたんだけど、外国人のインタビューを聞いていて「海外でもどこでも仕事ができれば良いな」と。

それで、今やっている仕事の中でなにがベストかを考えてみたわけです。

まず映像。これは機材が高いし、一人でできることに限界がある。
次にWEB。デザイナーとかクリエイターとかいうクリエイティブな言葉にムズ痒さがあり、たぶん性に合わない。
となるとフリーペーパー。パソコンひとつでなんとかなる。イラレ・フォトショは別として、文字を打つくらいなら必要なPCも安い。一人でもできる。

あぁ、そういえばY教授が言っていた。
「物書きは、紙とペンだけでできるから良いよね」

なんとなくやってきたこととリンクしたような気がして、ライターという職業が良いんじゃないか?と思うようになった。
けど文系の学生が行き着くのは、多くが営業職だし、ライターという職業を夢見ている人も多そうで狭き門かも。しかも原稿料は安い
そんなわけで、やるかどうしようか少々悩む時期もあり。

ライターと聞くと、コピーライターとかシナリオライターとか、なんとなくかっこいい類の仕事が思い浮かぶけど、僕はクリエイティブ職には正直全然興味がない。
いや、かつてはあっただろうけど。

映画を作っていたときも思っていた、「これって労働だな」って。
学生映画のくせにだ。
もしかすると、10歳くらいのときに歌舞伎をやってお金をいただいていた経験が、「労働だな」という意識を生んでいるのかもしれない。

まぁなにはともあれ、勤めていた会社で「制作を再委託して、変動費化させましょうよ」とか調子の良いことを言って、自分が海外でも仕事ができる環境をコツコツ作っていたわけです。
なんと腹黒い人間なのでしょう。日本の社員のみなさんすみません